大手ガラスメーカーはじめ各自動車メーカーでは、シュレッダーダスト分の約25%を占めるガラス分を回収して再びガラスの原料へ戻そうと研究を重ねてきました。
そのため、合わせガラスを叩いたり破砕してみたりと逆にガラスとガラスとの間に挟まれているPVB中間膜フィルムをもバラバラにしてしまい、うまくガラスだけを回収できず、廃棄物からより混合された廃棄物を生み出してしまいました。
 一方、あまんじゃくな大越工業のエンジニアリングアプローチは、ガラスよりも高価なPVB中間膜フィルムだけが欲しい!からスタートしました。
PVB(ポリ・ビニール・ブチラール)は、石油精製化学の技術を凝縮したすばらしい素材で、自動車のフロントガラスの中間膜として使用され人間を事故から守る大切な役割を担っています。そんなPVBの製品特性を味方に付けて、水も薬品も何も使わずに物理的にPVBフィルムを99.8%レベルまで回収する技術が生まれました。ということは、ガラス分を99.8%回収することに結果的に成功してしまったのです。その回収されたガラス分はシリカパウダーとして陶器、レンガ製造メーカーにて表面釉薬材として使用されています。
残りの0.2%は、回収したPVBフィルムに付着している微細なガラス粉です。
いま、大越工業では日本大学工学部とのコラボレーションによって複合ガラスに使用されているPVBフィルムの回収純度99.99%と国内におけるPVB再資源化循環システムの構築にチャレンジしています。


■合わせガラス自動剥離マテリアル回収装置(オリジナル開発)
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■回収PVBフィルム(歩留率:99.8%)
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■回収ガラス(シリカパウダー)
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■使用済自動車ガラス自動回収リサイクルライン(オリジナル開発)
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1.研究テーマFS図
2.研究開発概念図
3.全部再資源化プラントシステム

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